医療設備
こちらでは当院で主に使用している医療設備をご紹介いたします。
手術関連機器
手術用LED無影灯 「SKYLUX CRYSTAL」 |
電子内視鏡システム 「フジノン FTS2200」 細径内視鏡スコープ 「フジノン EG-250HR」 |
細経鼻用内視鏡スコープ 「フジノン EG-270N5」 |
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光源が従来のハロゲンからLEDに変わることでより明るくまた発熱を抑えたことにより高い無菌効果を発揮します。また的確な赤色を映し出すことで血液や血管がよりしっかりと確認できるようになりました。 | 大型液晶パネルを使用した電子内視鏡システムです。 食道・胃内異物の摘出や、消化管に発生した病気の診断時に使用します。 |
こちらは従来よりもさらに径を細くした内視鏡スコープになります。 先端径が5.9㎜と非常に細く、従来のスコープでは困難であった1㎏前後の体が小さい患者の異物摘出や内視鏡検査が可能となりました。 |
整形外科用 ワイヤードライバーシステム 「SYNTHES Colibri」 |
SYNTHES社製 整形外科用 インプラントセット |
マイクロハイスピード ドリルシステム 「ナカニシ サージックXT Plus」 |
主に骨折治療や関節手術など整形外科領域で使用する器具です。 Colibriシステムを使用することで、骨に正確なピンやワイヤーの挿入、骨切り、ドリリングを行うことが出来ます。 |
骨折手術時に使用する器具一式をまとめたセットになります。 当院では整形外科手術の器具はSYNTHES社製を使用しています。 |
主に整形外科や歯科領域で使用するマイクロハイスピードドリルシステムです。 先端アタッチメントの変更で骨の掘削や歯の切断、ポリッシング(歯の表面研磨)にも使用できます。 歯石除去後にポリッシングを行うことで歯石の再付着を予防します。 また当院ではウサギの不正咬合の治療にも使用しています。 |
血管シーリングシステム 「コヴィディエン ForceTriad」 |
血管シーリングシステム 「コヴィディエン ForceTriad」 |
生体情報モニター 「COLIN BP-608V」 人工呼吸器 「メトラン COMPOSβ」 麻酔気化器 「KIMURA AIV-5」 |
血管をシールドする機械です。直径が7㎜までの血管を糸を使わずに止血処置することが可能になりました。 このシステムを使用することで生体内に残る糸を極力減らすことができ、より迅速で安全な手術を実施いたします。 |
従来の避妊や去勢などの一般的手術では、結紮糸(シルクなど)で子宮や卵巣につながる血管を結び、その糸を体内に残す方法がとられて来ました。 しかし近年では生体内に残った糸に対して引き起こす「異物反応性肉芽腫」という病気が、特にミニチュアダックスやウェルシュコーギーなどの犬種で多数報告されています。当院では避妊や去勢なども含めてすべての手術において、このシーリングシステムを使用しております。 |
(COLIN BP-608V) 主に麻酔下での治療・処置時に使用します。患者の心電図、麻酔濃度、呼吸数、血液中酸素濃度、血圧などを測定して、より詳しく体の状況や麻酔深度を把握します。 (メトラン COMPOSβ) 麻酔中や自発呼吸をしない患者の呼吸管理を自動的におこないます。 (KIMURA AIV-5) 液体の麻酔薬(当院ではイソフルランを使用)を気化させる機械です。 |
電気メス 「ERBE ICC-50」 |
温風式手術用マット 「TSCI ウォームエア システム」 |
手術用双眼ルーペ 「Keeler社 ガレリアン」 |
組織や血管の切開・凝固を行う2つのモードがあり、手術時の出血を最小限に抑えることが出来ます。 | 手術中の患者の体温低下を回避するために使用する温風式保温マットになります。特に長時間に及ぶ手術時の一定した体温管理が可能になりました。 | 血管や角膜の縫合、細部の手術時に使用します。術野を広く展開してより安全で正確な手術を実施します。 |
小型吸引器 「新鋭工業 ミニックW」 |
エチレンオキサイドガス 滅菌器 「エルク SA-N160」 |
高圧蒸気滅菌器 「エルク MAC-560」 |
主に胸水・腹水の抜去や、帝王切開手術後の腹腔内洗浄などに使用します。 | オートクレーブでは滅菌することが出来ない、特に熱に弱い手術器具などの滅菌に使用します。 | 主に手術器具などの滅菌時に使用します。 |
超音波洗浄機 | ||
血液などで汚れた器具の洗浄に使用します。 |
眼科検査・治療機器
網膜スクリーニング検査機器 「アイリスベット メラン100」 |
動物用眼底カメラ 「メニワンクリアビュー」 |
ゴイダー社製 眼科用手術器具セット |
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眼に青・赤色の光を数秒間照射して瞳孔径を確認することで網膜や視神経の状態を確認することが可能です。特に突発性後天性網膜変性(SARDS)や進行性網膜委縮症(PRA)の診断には重要な検査です。また盲目の際にその原因が眼なのか、視神経や脳に問題があるのかを鑑別するのに役立ちます。 | 眼の奥に存在する視神経や網膜の検査時に使用します。緑内障による視神経の異常や網膜の変性、高血圧時の眼底出血などの検出に役立ちます。 また眼底画像をパソコンモニターに映し出すことで飼い主様も一緒にご覧になることが可能です。 |
角膜・眼瞼の手術や緑内障(牛眼)など視力の温存が難しい症例に実施するシリコン義眼挿入術時に使用する器具一式です。 | |
ポータブルスリットランプ 「Kowa SL-15」 |
眼圧測定機 「トノベット」 |
フィノフ式 トランスイルミネーター HEINE社製倒像鏡用 非球面レンズ |
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主に眼科検査で使用します。 眼の角膜や前眼房等の異常の検出に役立ちます。 |
眼科検査時に使用します。 眼球内の圧力を測定することによって、緑内障やぶどう膜炎の診断に役立ちます。 |
眼科検査時に使用します。光源を使用して、広い視野で眼底を検査する時に必要です。 | |
ポータブルスリットランプ 「Kowa SL-19」 |
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主に眼科検査で使用します。 眼の角膜や前眼部、水晶体の異常を検査します。 今回の機種から光源がLED化され、背景照明の追加機能でより綺麗な画像撮影が可能となりました。 |
検査機器
動物用自動血球計算装置 「アイデックス プロサイトDx」 |
動物用歯科用レントゲン装置 「EzRay Air」 |
超音波診断装置 「日立アロカ ARIETTA70」 |
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血球数(赤血球・白血球・血小板数)を測定し、主に感染や炎症、貧血などの診断時に使用します。 また従来の検査機器で測定出来なかった白血球5分類や貧血の診断基準の指標になる網状赤血球の成分もすばやく測定します。 |
歯周病などで肉眼所見だけでは判断できない歯根と歯槽骨の状態を確認するため、口腔内に専用センサーを入れた状態(口内法)でレントゲンを撮影する装置です。 従来のレントゲン装置より鮮明な映像を描出することが可能です。 |
胸や腹部各臓器の形態や動き、血流等を検査をする時に使用します。この検査はそれほど動物に苦痛を与えないため非常に有用です。 |
動物用心電図自動解析装置 「フクダME D700」 |
ワイヤレスオトスコープ 「Firefly」 |
動物用血圧計 「petMAP graphicⅡ」 |
主に心機能検査や麻酔前の術前の検査に使用します。 心臓から発生する電気信号を読み込み自動解析することにより、不整脈の診断やそこから示唆される心臓疾患の評価を行うことができます。 またこの装置は動脈血酸素飽和度(SPO2)を測定をすることが可能で、酸素不足を早期に発見し、重篤な障害となる前に予防措置を講じることが出来ます。 |
動物の耳道内などをモニターに映し出すワイヤレスカメラです。今まで獣医師だけしか確認できなかった耳道内の状態を飼い主様にも確認していただけるようになりました。 また耳道の奥の鼓膜まできれいに映し出すことができるため、検査や様々な治療に使用します。 |
オシロメトリック法により非観血的に血圧を測定します。 血圧検査は主に心臓疾患のある患者に実施します。 特に猫の高血圧症による腎不全や眼底出血は高齢期に非常に大きな問題となる疾患です。 |
動物用血液凝固分析装置 「Wako COAG2NV」 |
デジタルレントゲンシステム 「フジフィルム FCR PRIMA V」 |
デジタルレントゲンシステム 「フジフィルム FCR Vstation」 |
手術前の出血傾向の有無の確認、血液凝固異常による内科的疾患の検査時に使用します。 当院では避妊や去勢の手術前血液検査時も飼い主様にご提案しています。 |
レントゲンで撮影した映像をデジタル処理することによってパソコンモニターで確認することが可能となります。撮影した映像は、よりしっかりと確認したい部位の拡大や色調(コントラスト)の細かい変更、各種臓器の計測などができるようになり、また従来のフィルム現像時間がなくなることでより迅速な検査が可能です。 | 診察室にも同様のシステムを導入しました。診察時に飼い主様も御一緒にご覧になることが可能です。 またご希望のある飼い主様には画像診断報告書をお渡し致します。 |
動物用血球計算機 「日本光電 セルタックα」 |
血液生化学検査機 「フジフィルム ドライケム3500V」 |
遠心分離機 「クボタ3220」 |
血球数(赤血球・白血球・血漿板数)を測定し、主に貧血などの血液疾患の診断時に使用します。 | 血液中に含まれる各種生化学を測定し、生体内臓器の異常の検出に役立ちます。 当院の血液検査(ペットドック検査など)では主に血球計算機(セルタックα)と同時に使用します。 |
主に血液・尿・各種貯留液検査を実施する時に使用します。 |
レントゲン装置 「東芝 VPX-120F」 |
顕微鏡 「オリンパス CX41」 |
検眼・検鼻・検耳鏡 「ウェルチアレン」 |
骨や各種臓器の形態を確認する時に使用します。 | 便検査や尿検査、各種細胞診検査などで使用します。 | 耳道や眼底、鼻腔内の確認や、ウサギの口腔内の検査時に使用します。 |
犬用体脂肪計 「花王ヘルスラボ」 |
マイクロチップリーダー 「プラネットIDリーダーLC」 |
簡易血糖値測定器 「アキュチェック コンフォート」 |
犬の体脂肪が無侵襲で測定可能です。 | ペットの体内に埋め込んだマイクロチップのバーコードナンバーを読み込む時に使用します。 マイクロチップとは動物の安全で確実な個体識別(身分証明)の方法で、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中で広く使用されています。 |
少量の血液で短時間に血糖値を測定します。主に糖尿病患者の血糖値のモニタリング時などに使用しています。 |
犬猫尿比重屈折計 「アタゴ」 |
内分泌検査装置 「富士ドライケム AU10V」 |
尿化学分析装置(動物専用) 「thinka RT4010」 |
犬猫の尿検査時に使用します。 | いままで外注検査にて数日を要していた内分泌検査ですが、この装置を導入する事よって瞬時に結果を確認することが出来ます。 特に高齢の犬猫に多い甲状腺疾患や副腎皮質機能疾患の早期発見・早期治療か可能です。 |
尿検査時に使用する装置です。尿中に含まれる血液、タンパク質、糖などに反応して変色した試験紙部分を測定して膀胱炎、尿石症、糖尿病などを診断します。 また最近犬猫の腎不全のステージ分類で使用されるUPC(尿中タンパク・クレアチニン比)の測定も可能です。 |
治療機器
動物用歯科ユニット装置 「MOLITAオーラルベットⅢ」 |
診療用LED照明器 「クロモフェア F300」 |
ターレス社 マイクロバブルシステム2号機 |
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犬・猫・うさぎの歯科治療で使用します。 このユニット装置で歯冠のスケーリングやポリッシング、切除、歯槽骨の切削や口腔内の洗浄、吸引を行います。また給水システムの自動保温効果を備え、動物の体温低下にも配慮しています。 |
LEDの照明機器を設置することで今まで診察室内では困難であった外傷や外耳炎治療などの細かい処置の実施が可能になりました。 | 1号機が主に中~大型犬用に対して、こちらは小型犬用となります。 当院では主に、皮膚に発生した膿皮症や脂漏症の治療の改善のために使用しています。 |
集中治療室 「メニックスICU-1001」 |
ターレス社 マイクロバブルシステム1号機 |
凍結治療器 「クリヨペン-X」 |
呼吸困難や術後の低体温状態の患者を主に管理する治療室です。 各ケージ内の温度・湿度・酸素濃度がコンピューター管理で一定に保たれます。 また下段ケージでは間仕切りを取り外すことで、大型犬にも対応します。 |
超微細な泡が皮膚表面の汚れはもちろん、毛穴の中まで入り込んで通常のシャンプーよりもしっかりと汚れやにおいを落としてくれます。 皮膚疾患にも効果があり、薬用シャンプーと併用して行うことでより効果を発揮します。当院では日々の皮膚ケアとしてはもちろん、皮膚病治療の一環としても使用しています。 |
老犬などに多い、皮膚に発生したイボを凍結治療にて簡単に除去する機械になります。 治療時やその後の痛みもあまりなく、基本無麻酔で行う処置となりますので通常の診察時にも治療が可能です。 |
レーザー治療器 「東京医研 スーパーライザー」 |
自動分包機 「ユヤマ CPXⅡ」 |
超音波スケ-ラ- 「オサダ ENAC10WA」 |
スーパーライザーとは、暖かい赤色光(近赤外線)を皮膚から照射することで、患部の血行障害などを改善し痛みや炎症症状を緩和します。 またストレスなどで緊張している神経を正常な状態に戻すことで、多くの病気に治療効果を発揮します。 当院では主に慢性関節炎や椎間板ヘルニア、猫の難治性口内炎や皮膚の創傷治療などに使用しています。 |
錠剤や粉薬を分包する時に使用します。特に粉薬は短時間で均等に分包します。 | 主に歯科処置で使用します。超音波で歯の表面に付着した歯石の除去を行います。また先端チップを変更することによって抜歯にも対応します。 |
超音波吸入器 「オムロン NE-U17」 |
輸液ポンプ 「テルモ TE-161」 |
微量点滴器 「テルモシリンジポンプ TE-311」 |
主に呼吸器疾患の患者に使用します。超音波で気化させた薬品を吸入させることで、咳や呼吸困難の状態を緩和します。 | 輸血と輸液時に使用します。 輸液流量と輸液時間を設定して、より安全に治療を行います。 |
体重が1㎏満たない仔犬や仔猫、ウサギ、フェレットなどの小動物での輸液時に主に使用します。 |
小型焼灼器 「サーモカッターⅡ」 |
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細部の止血処置に使用します。当院では主にハムスターなどの小動物の外科手術や、子犬の断尾手術に使用しています。 |